本試験お疲れ様でした!!!
2023年の税理士試験の全日程が終了したタイミングで、書いております。
受験された皆さま、出来はいかがでしたでしょうか?
上出来だった方も、そうでない方も、少し足を止めてゆっくりした後は、また次の目標を設定することと思います。
僕も、次の目標の設定に向けて、まずはこの1年の『所得税法 -Season2-』(2年目)の振り返りをしようと筆(?)を執りました。
ご参考までですが、『所得税法 -Season1-』(初学1年目)の振り返り記事も併せてどうぞ。
読んで頂いている皆さまの、検討の際の一助になれれば幸いです。
勉強方法について(計算と理論の比重は?)
前回の本試験後、自己採点結果に不安があったので、年内完結コースを受講しました。その後、官報に名前はなく、年明けから経験者完全合格コースで学習を進めてきました。
年内は週1回ペースでしたが、年明けからは講義は基本的に週2回のペースであったので、水曜日夜中に火曜配信回、日曜日夜中に金曜配信回という目安で進めていました。その残りの中2日~3日で、『講義の復習、計算問題集の該当範囲を2周』ということを守っていました。
年内は、理論の知識を維持しつつ、計算の基礎を固められるよう復習に努め、年明けから徐々に理論の比重を増やしていったと思います。おおよその割合でいうと、年内は計算:理論が8:2、年明けが6:4、直前期が1:9くらいです。
直前期になると予告理論にかかわらず、全範囲をグルグルと回していました。だいたい1週間で1周くらいのペースで回していましたが、7月に入ったら1週間で2周ペース、8月に入ったら1日1周ペースにしました。参考として、1日1周ペースでやってた時の所要時間を載せておきます。
8/2(水):6時間33分
8/3(木):4時間48分
8/4(金):4時間58分
8/7(月):4時間46分
8/8(火):4時間22分
8/9(水):3時間43分 ←本試験当日
精神力が相当削られるので、早い段階からの1日1周は個人的にオススメしませんが、あと数日くらいになったころからやると、効果絶大だと思います。
あと、ここ重要なポイントですが、本試験当日に全範囲を1周しておくと、いざ本試験中にどんな理論が出たとしても、「あっ、これさっき見た理論だ!」となり、精神的にもかなり余裕をもって解答できると思います。
理論暗記・理論回しのやり方
これまでいろいろと理論の暗記法を試してきました。理論系の科目でいうと今回の『所得税法』以外に『財務諸表論』『消費税法』『国税徴収法』の学習を経験しています。(いずれも合格済)
この中で、特にボリュームの多い『所得税法』学習中の暗記法を備忘まで残しておきます。
僕の場合は、新規学習理論については、まずは1回『書いて』みます。意識していたのは走り書きをするのではなく、ゆっくり丁寧な字で一つ一つの言葉の意味を掴みながら書いていくイメージです。無理に文章を暗記しようとせず、この時点では理解に努めていました。
次のステップとして、『読んで』みます。僕のいう読むとは「音読」ではなく「黙読」です。「音読」の方が頭に残るとの声もありますが、僕の場合は「黙読」の方が読んでいる時に文章全体の流れを掴みやすいので、あえて声に出さずに読んでいます。
あとは、この『読んで』覚えるを繰り返すだけです。「黙読」で覚えられないという方のよくある誤解ですが、数回程度読んだくらいで覚えられるわけはありません。最低100回くらいは読まないと覚えられないです。十数回で覚えられれば神の領域、数十回で覚えられれば上位数%のひと握りの天才の領域です。地道にコツコツと粘り強くやるしかないです。
理論を回せる状態になったら、ポストカードで文章を隠し、頭で「思い出す」ということをしながらやっていました。(Akkoさん方式)
理論の『黙読』はいわば「インプット型」の学習でしたが、ポストカードで隠して『思い出す』という手間を加えて「アウトプット」型の学習に遷移させます。
「どうしてもこの理論覚えづらい」「助詞を間違えちゃう」と思ったときは、初心に帰り『書いて』覚え直すと良いです。急がば回れで、やはり『書いて』覚えるのは時間は掛かりますが、その分効果も大きいように思います。とはいえ、ボリュームの多い科目なので、すべてを『書いて』覚えるのは時間がいくらあっても足りないので、学習の中心は『読んで』覚えるという結論に至りました。
ここに書いたことは、あくまでも個人的な感覚なので、『音読』して覚える、『聴いて』覚える、他にもご自身にあったやり方があるかもしれません。色々試してみて自分にあったやり方を早い時期に見つけて、ルーティン化すると、学習効率も飛躍的に上がります。
学習時間について
『所得税法』の学習を始めるにあたって、StudyPlusというアプリで学習時間の記録をしております。これは、スキマ時間などの理論暗記、講義視聴など、すべての学習に投下した時間となります。ただし、勉強中に横やりがあったときや、集中できずスマホを操作してた時間などは時間カウントを止めてますので除かれてます。
2022年
8月 35時間56分(本試験後の8/4~8/31)
9月 58時間30分
10月 57時間55分
11月 40時間37分
12月 54時間9分
2023年
1月 65時間7分
2月 60時間23分
3月 63時間43分
4月 72時間46分
5月 151時間31分
6月 141時間52分
7月 142時間39分
8月 65時間26分(本試験までの8/1~8/9)
—————————-
累計 1,010時間34分(前年度:824時間51分/前年比:+185時間43分)
いつ勉強してるの?
よくいただく質問です。家族に内緒で税理士試験に挑むのって可能なの?いつ勉強してるの?そんな疑問に答えます。
ずばり、答えはシンプルです。『家族が寝ているとき』です。
だいたい家族が寝静まった22:00-23:00くらいから勉強をスタートし、25:00くらいまで行なうというルーティンで来ました。また、子供たちの幼稚園や保育園があるときは、朝に送った後から在宅勤務までの時間の約30~45分くらいもできる限り勉強をしていました。(始業前の時間は、妻には仕事をしていると思われているので気付かれておりません。笑)
その他、仕事中の気分転換に、トイレ中など、スキマ時間も出来る限り活用し、学習時間は週に15時間を目標にしています。
ちなみに昼休みは、買い出しや家事の分担などがあるのでできません・・・
5月のGW明けからは、ギアを入れ直し、禁断の『睡眠時間』を削りをしながら、学習時間を確保しておりました。笑
演習・答練の成績など
年内完結コース・経験者完全合格コース・直前対策コースの演習・答練などの成績はこんな感じでした。O原の全統は失敗しましたが、それ以外は当落ライン上をウロウロする感じで進捗していたと思います・・・模試とかの本番に弱い・・・笑
令和5年(第73回)税理士試験の解答復元
正直、今回は解答復元をするつもりはありませんでしたが、恐る恐る【第一問】の理論のみ、解答を復元しております。なお、こちらにはHAL本人が本試験に解答用紙に書いた『そのまま』を掲載しておりますのでご了承ください。(計算の方の解答復元をするかは未定です)
2024年(-Season 3-)に向けて
『所得税法』は僕にとって最終科目です。泣いても笑っても最後。もう合格までそれだけやれば良いので、もし不合格であっても年内に継続学習してた労力が無駄になるということもありません。
今回はそこそこ手ごたえもありますが、何もやらずに不合格のパターンが一番怖いので、学習を継続しながら発表を待ちたいと思います。年内は、講義の受講はしません。
まずは、手が回らなかったCランクの理論を、この余裕のある時期に1回暗記してみようかな~と思ってます。あとは、覚えきれなかったABランクの柱の暗記精度向上に努めます。
さいごに
今回の本試験に向けて、直前にコメントくれた方、個別DMで激励してくれた方、イイネくれた方、会場で直接お声がけしてくれた方、ありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。
東京以外にも関西の方、東北の方、その他の地域の方からもコメントを頂けて、とても嬉しかったです。地域問わずにやりとりできるのがSNSの良いところですね。
本当にパワーをもらえました。家族に内緒で税理士試験に挑んでいる受験生として、皆さまの温かいお声が支えてございました。
今回『官報合格』しても、していなくても、引き続きよろしくお願いします!
引き続き、X(旧Twitter)などで気軽にコメント頂けると、泣いて喜びます~
以上、HALでした。
コメント