『所得税法 -Season 1-』の振り返り

こんにちは、HALです。

だいぶ久しぶりの投稿となります。『所得税法』の勉強でいっぱいいっぱいだったため、ブログを書く時間が取れませんでした。というか、ブログの存在を忘れていました。笑

今回は、『所得税法 -Season 1-』(初学1年目)の反省&備忘も兼ねて、書き記していきたいと思います。

僕にとって『所得税法』が最後の科目となっているわけですが、直近4科目目の『国税徴収法』との学習方法とも比較しながら書けたら良いなと。

では、スタートです。


目次

自らの学習環境について(信じがたいと思いますが・・・笑)

このブログをいつも見て頂いている方、今回初めてご覧になる方、さまざまおられると思いますので、簡単に僕の置かれた環境(学習の前提条件)について、まずは軽く触れておきたいと思います。

僕は家族に内緒で税理士試験に挑んでおります。厳密に言うと、税理士試験チャレンジ1-2年目は家族公認で勉強をしていたのですが良い結果が出ず、妻から『税理士試験撤退命令』が下されました。かれこれ約10年前くらいのことです。それからというもの、家族に内緒で、もっというと職場にも特に言っておらず、コツコツと密かに学習を継続してきました。紆余曲折ありましたが、なんとか今現在は『官報リーチ』まで来ております。

しかし、残るは税理士試験最難関であり二大巨頭の『所得税法』!!(僕は『所得税法』を選択しました)官報リーチとはいえ、まだまだ「合格がすぐそこに!」と言える状況にはありません・・・また、久しぶりの税法初学科目ということもあり、学習方法を試行錯誤しながらこの1年間はやってきました。

今回は、その備忘も兼ねて、反省とともに振り返りたいと思います。たぶん長くなると思いますが、どうぞお付き合いください。


教材について(教材はどうしてるの?紙ベース?PDFベース?)

『家族に内緒で税理士試験に挑んでいる』という制約上、教材をどうするか?は相当に検討を重ねました。

国税徴収法に合格した年はTACで受講してましたが、所得税法初学は大原での受講を選択しました。

教材について、まずは受け取り方法ですが、すべて自宅の宅配ボックスで行っていました。配送日の前日にメールがくる設定をしていますので、配送日当日にはバレないよう速やかに荷物を回収しました。以前は、自宅に宅配ボックスがなかったので、郵便局留めで対応しておりました。笑

次に、教材の保管方法ですが、これもけっこうスペースを取るので工夫しました。僕専有の収納はデスク横にある小さなデスクワゴンのみです。テキスト類は紙ベースで進めた方が講義を聞く時に書き込みやマーカーとかがサッと引けて便利なので、紙ベースでファイルに保存して収納しました。

問題集系の教材については、解きなおしの時の印刷も考慮して、基本はPDF化しクラウド上に保管してiPadで閲覧できるようしていました。PDF化は自分でやるのも面倒なので、業者に頼んでました。宅配ボックスから教材を取ったらそのまま業者に発送といった感じです。自炊業者は『スキャンピー』を愛用しています。


勉強方法について(計算と理論の比重は?)

講義は基本的に週2回のペースであったので、月曜日に金曜配信回、木曜日に火曜配信回という目安で進めていました。その残りの中2日~3日で、『講義の復習、計算問題集の該当範囲を2周』ということを守っていました。

年内は、計算の学習に学習時間を全振りして、計算の基礎を固められるように努め、年明け3月くらいから徐々に理論の比重を増やしていったと思います。イメージ的には、年内は計算:理論が10:0、年明けが8:2、直前期が4:6くらいです。

これだけ計算に比重を置いても基礎がなかなか定着せず苦戦をしておりました。5月にそれまでの計算問題集1-1~4-2の計8冊を1周するキャンペーンをやったところ、けっこう効果が出てで、平均点くらいは取れるようになりました。それまではダメダメだったので個人的には大きな進歩です。

直前期になると予告理論が出されますが、僕の場合それは無視して、全範囲をグルグルとひたすら回しておりました。正直答練の成績はどうでも良く、いかに本試験での合格確率を上げられるか?という観点で考えています。ただ、計算の成績については、計算の理解度・熟練度に直結するものなので、それだけは気にしながらやっていました。


学習時間について

『所得税法』の学習を始めるにあたって、StudyPlusというアプリで学習時間の記録を始めました。これは、スキマ時間などの理論暗記、講義視聴など、すべての学習に投下した時間となります。ただし、勉強中に横やりがあったときや、集中できずスマホを操作してた時間などは時間カウントを止めてますので除かれてます。

9月 44時間13分
10月 63時間27分
11月 64時間06分
12月 58時間31分
1月 59時間11分
2月  64時間03分
3月 83時間32分
4月 70時間58分
5月 91時間37分
6月 96時間10分
7月 112時間37分
8月 16時間26分
—————————
累計 824時間51分


いつ勉強してるの?

よくいただく質問です。家族に内緒で税理士試験に挑むのって可能なの?いつ勉強してるの?そんな疑問に答えます。

ずばり、答えはシンプルです。『家族が寝ているとき』です。

だいたい家族が寝静まった22:00-23:00くらいから勉強をスタートし、25:00くらいまで行なうというルーティンで来ました。また、子供たちの幼稚園や保育園があるときは、朝に送った後から在宅勤務までの時間の約30~45分くらいもできる限り勉強をしていました。(始業前の時間は、妻には仕事をしていると思われているので気付かれておりません。笑)

その他、仕事中の気分転換に、トイレ中など、スキマ時間も出来る限り活用し、学習時間は週に15時間を目標にしています。(今も)

ちなみに昼休みは、買い出しや家事の分担などがあるのでできません・・・

直前期は、禁断の睡眠時間削りをしながら、学習時間を確保してた日もあります。笑


演習の成績など

大変お恥ずかしいですが、答練の成績を晒します。

僕の場合は答練の時点では底辺中の底辺でしたが、答練がすべて終わった後にもう2周ほど解き直しをしたところ、計算に関してはボーダーレベルまで引き上げられたと思います。答練の成績が悪くても当日まで点数は伸びるんだなぁと実感したところです。

でも、最後の数週間で飛躍的に点数が伸びるのは初学者に限った話だと思ってますので、2年目に入ったら余裕はかまさず、コツコツと引き続き知識を積み上げていきたいと思います。


理論暗記方法

答練の成績を見て頂いたらわかるように、明らかに理論の方が点数が悪いです。これは、前述しましたが、予告理論を無視して、全範囲をグルグルとひたすら回していたためです。

僕の進め方イメージとしては、漆塗りのように、何層にも何層にも薄く知識を塗り重ねるイメージです。所得税法の理論の量は膨大なので、僕のように学習時間がただでさえ少ない受験生は、いちいち書いて覚えるのもコスパが悪すぎます。それだったら回転率勝負!ということで、スキマ時間はひたすら理論を回しておりました。

理論を回すというのは、具体的には『黙読』と『音読』です。机に向かって出来たときには、手元に裏紙などを置いて、読んでて「?」なキーワードだけ手で書いたりした程度でした。

所得税法が開講した当初(年内)は、模索しながら手で書いて覚えていた時期もありましたが、最終的には『音読』『黙読』メインで落ち着きました。

また、例外として『PCで打つ』というのはやっていました。覚えた理論をアウトプットするという作業はどうしても必要になってくるので、上手く組み合わせながら暗記を進めていました。おかげで今では余裕でタッチタイピングができるようになりました。笑


国税徴収法との学習の進め方の違い

覚えるべき理論の量は下記のとおりですが、
所得税法 > 国税徴収法
理論暗記の苦行レベルで言えばこんな感じです。
所得税 << 国税徴収法
個人的な感想ですが。

『所得税法』は理論と計算の論点が結びついてるのでリンクさせてイメージしながらやれば理解もしやすく頭に入ってくるのに対し、『国税徴収法』はほぼ計算がないので、辞書を覚えるような無機質な文章をひたすらに暗記していく感覚です。笑

『国税徴収法』関連については、カテゴリとしてまとめております。


令和4年(第72回)税理士試験の自己採点

解答復元は、記憶の濃いうちに行っております。下記にアップしていますのでご興味ある方はご覧ください。


2022年(-Season 2-)に向けて

例年、本試験が終わった後は気が抜けてしまい、年内は勉強の勢いが衰えてしまっています。初学科目はともかく、継続学習の科目は「年明けから頑張れば間に合う」と変な余裕が生まれ、なかなか身体が机に向かいません。そのせいで毎年、本試験時点での実力のアドバンテージが失われ、結局次年の本試験でもボーダー付近で結果を待つということに。

しかしながら、今回の『所得税法』は僕にとって最終科目です。泣いても笑っても最後。もう合格までそれだけやれば良いので、もし不合格であっても年内に継続学習してた労力が無駄になるということもありません。

多少勢いが落ちることはしょうがないですが、なるべく勢いそのままに、年内は突っ切ろうと思います!

まずは理論1周再暗記と問題集をやりながら、9月の開講を待ちたいと思います。


さいごに

今回のブログは書きなぐっていたらだいぶ長くなってしまいました。すみません。

さいごに、これだけは書いておきたいことがあります。

僕は孤軍奮闘しながら今まで突き進んできました。やっと官報リーチまできました。時にはモチベーションを維持するのが困難な時期もありましたが、そんなときに心の支えになったのはtwitterで絡んでくださったりブログコメントなどをくださった皆さまでした。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!

引き続き、変わらず頑張っていきますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。

以上、HALでした。

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