【インスタントフィクション】ゆれる、ゆれる。

目次
● インスタントフィクションとは?
ピース又吉さん扮する『髑髏万博先生』が考案する、カジュアルな文章のことです。


各々が『様々な解釈をして楽しむ』ための文章です。
よろしければ、お楽しみください!
『ゆれる、ゆれる。』
狂気に触れて、でも静寂もあって、
いつものオチが、繰り返されて。
俺は、ただ寝ていただけ。
ゆれる、ゆれる。
満たされるとすぐに、虚無感が襲った。
上からの眺めはどうですか?
お金を払って、でも手には入らなくて、
これまでの景色を、振り返って。
私は、ただ寝ているだけ。
ゆれる、ゆれる。
最期の晩餐は、あれに決まりだ。
満たされたように、深い眠りにつく。
わらってないて、おこってかなしんで、
はじめから、だいたいきまっていて。
ぼくは、ただねていただけ。
ゆれる、ゆれる。
うながすように、そばでメリーがまわる。
だかれながら、ねむりにおちた。
この手で触れて、でも満たされなくて、
それを纏う君が、羨ましくて。
僕は、ただ寝ていただけ。
ゆれる、ゆれる。
口いっぱいに、肉まんを頬張った。
下から見上げるのも悪くない、かも。
心のあたりが、
ゆれる、ゆれる。