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科目選択とその理由

資格取得の目的

科目選択とその理由の前に、資格取得の目的を書いておきます。僕の場合は資格取得の目的として、下記3点が挙げられます。

① 収入アップのため
② 会社経営をするときのため
③ 税理士業務をするため

 

① 収入アップのため

僕の働いている会社は資格手当があります。税理士資格を持っていると、その額50,000円/月です。年間に換算すると、約60万円にもなります。税理士試験はお金と時間の消耗が非常に激しいですが、取った後のことを考えると妥当な投資ではないかと思います。家族を養っていかなければいけない身なので、将来の収入アップのために日々奮闘しています。

 

② 会社経営をするときのため

僕は将来、実家の会社の経営を継ごうと思っています。現在の仕事の職種とは180°違う業界ですが、経営という点においては、税理士の知識が大いに役立つのではと考えています。顧問税理士は専門の税理士事務所にお任せするとしても、経営者としてしっかりとした税の知識を持ち、先を予測をする上ではとても重要な要素ではないでしょうか。また、今の仕事は企業経理でとても専門性が高い仕事ですが、違う業界に身を置いているメリットとして専門知識を引っさげて、将来家業に入るということにとても意味があると思います。

 

③ 税理士業務をするため

家業を継ぐ以外にも将来やりたいことがあります。それは『個人の方の専門税理士になること』です。将来同じ境遇になるであろう経営者の方、ソロで活躍している歌い手の友人の税務相談や、サラリーマンの方の確定申告など、なかなか税理士に相談するのはちょっと・・・と思っている方の受け皿になれたらと思います。
また、小学校などで行われている租税教室の講師をしてみたいです。

 

科目選択とその理由

税理士試験の税法科目は全部で9科目あり、どれを選択するかで将来の税理士業務の方向性が変わってきます。その9科目の中、僕が選択する予定の科目はこちら。(学習予定順)

① 消費税法
国税徴収法
所得税法

 

① 消費税法

最近なにかとトピックな消費税法ですが、それほど身近な税法であり取得は必須だと思います。また、受験者数が一番多いため合格のハードルは、税法の中では低い方ではないかという点と、試験でワンミスアウトの勝負は避けたいというのもあります。

 

② 国税徴収法

こちらは普段全くなじみのない税法ですが、将来経営者になることを考えると取って損はない科目ではないかと思います。というのも、会社経営は借金と隣り合わせであり、すこし経営が傾いたら一気に崩れていくという危険があります。そのときのリスクヘッジとして勉強しておくことで、会社経営の防御力を上げられるのではないかという考えです。また、試験もほぼ理論のみで速記勝負ではないと聞くので、普段机に向かえる時間の少ない僕にとっては、すきま時間などを利用できて学習しやすいのもポイントです。

 

③ 所得税法

税理士試験の最大の難所である法人税法と所得税法。僕は所得税法を選択する予定です。理由は将来、個人の方向けに税理士業務を行いたいからです。もちろん、会社経営には法人税法の知識が必要ですが、それは一旦顧問税理士にお任せし、税理士資格を取った後にゆっくり勉強しようと思います。
法人税法含め、所得税法は税理士試験において最大の難関ですが、僕は最終科目にしようと思っています。最終科目に回した理由は税理士試験の特徴にあります。8月に試験があって合格発表は12月です。所得税法はなかなか合格確実ラインに乗せるのは難しいと思うので、合格発表までハラハラドキドキすることでしょう。そんな中でほかの科目に進むか所得税法の勉強を続けるか、そんなことを考えるのが嫌だからです。12月まで所得税法の勉強を続けて結果を待つ。これが一番精神安定上良いのではないかと考えます。この最後にして最大の難所をどう切り抜けるかが、僕の人生を左右するといっても過言ではありません。

 

おわりに

税理士試験は本番の運や体調にすごく左右されます。そのため、思わぬ不合格や予想外の合格など、計画通りに進まない確率の方が高いです。今までここに書いてきたことは計画に過ぎません。大事なのは計画が崩れたときにどう立て直すか。もしかしたら撤退という選択もあるでしょう。

税理士試験は生き物で、自分の思い通りにはいかないと肝に銘じながら、勉強を続けいていきたいと思っています。

 

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